大事なペットの亀がある日突然いなくなるという経験をした人は多くいます。
亀は意外と器用でケースをよじ登り外へ出ます。
どうやら亀は広い自然で悠々と暮らすのが好きです。
そんな亀が脱走する理由や見つけ方、脱走しないようにするために出来る事などご紹介します。
亀が脱走する理由とは?
亀が脱走する理由は様々ですが、主に以下が挙げられます。
ケースが小さくて居心地が悪いこと
亀の成長速度は速く、特に外来種の亀はあっという間に大きくなります。
子亀だったときと同じ大きさのケースで飼育していると、亀にとってはストレスで脱走したくなります。
日々亀の成長を観察し余裕のあるケースを準備することが大事です。
産卵場所を探すこと
これは雌の亀に当てはまることなのですが、亀は産卵の時期を迎えると産卵場所を探します。
その際ケースをよじ登り脱走するということがあります。
これを未然に防ぐために土を入れておくと産卵場所を探すということで脱走する危険が少なくなります。
適温の場所を探すこと
亀の変温動物なので、自分で体温を調整することが出来ません。
夏などの気温が高い時期などに、日中の直射日光に亀の飼育ケースが当たっていると、水温が上昇し亀は苦しくなります。
このような暑い時期はなるべくケース全体が日光に当たらないように日陰などを作るといいです。
亀は意外と素早い!?
ゆっくりとしたイメージの亀ですが、実は結構素早かったりします。
特に、水棲カメの走る速度は亀の中ではもっとも速く飼い主の一瞬のスキを突いて脱走します。
よくありがちなのが水替えやケースを変える際、飼い主が亀から目を逸らした時にいなくなる事です。
亀が飼い主の目を盗んで逃走しているのかは分かりませんが、いつの間にか居なくなる事があるので、水替えやケース替えの際は注意が必要です。
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亀が脱走した時の見つけ方とは?
亀が脱走したらまず足跡を辿って見ましょう。
時間があまり経過して居なかったら亀の足跡があるので、足跡の先に亀がいたりします。
特にベランダで飼ってる場合は、ほとんどが物陰の隙間に隠れている事が多いので、すぐに見つかる事が多いです。
不安が大きいのは外に逃げた場合です。
私が以前飼っていたクサガメの子供は水槽から脱走したまま行方不明になりました。
その当初は1階のアパートに住んでいたのですが、後日1階の駐輪場で無事に見つかりました。
発見したときは無傷で安心しました。
このような外に脱走した場合でも家の近辺を探すと見つかる事があるので、諦めずに探す事が大事です。
とあるニュースでは、100歳を迎えたリクガメが脱走し1週間後、約1.5km離れた場所で見つかったそうです。
時速は0.1kmにも満たない速度での移動なのでこちらはリクガメですが、水棲亀も外に脱走してもきっと家の近所にいるはずです。
亀が脱走しないようにするための防止策とは?
亀が脱走しないようにするために、ケースは大きく高さのあるものを選び、亀が壁で直立立ちしても前足がケージに掛からないようにしましょう。
屋外で飼う場合、カラスや猫などから狙われないようにケース全体をネットを覆い亀の安全を確保する事も大切です。
まとめ
亀はよく脱走したがるので、出来るだけ大きな水槽、ケースを用意しましょう。
たまに部屋や庭に出して散歩させると亀にとって良い運動にもなります。
亀は脱走を目的とした以外でケース内で暴れたりするので、そのときは何か居心地の悪さを訴えている可能性があり、定期的に水の入れ替えやケース内の環境を整える事も大事です。